マンションのカギ交換で防犯対策を

我が家は築35年のマンションで古く、玄関ドアには3か所に施錠するところがありましたが、いずれも同じカギで施錠するため、どこか一か所開けられてしまうと、他も簡単に開けられてしまう可能性が高かったのです。

そのため、仮に開錠されても扉そのものが動かないように、夜間には父お手製の閂をかけていました。
その後家族で話し合って、泥棒にでも入られたら元も子もないから、ここでちゃんとカギを交換しておこうかという話しになったのです。
ドアごと取り替えることも出来るみたいですが、費用を考えるとカギのみの交換にしておきました。
もちろんカギだけでも十分な犯罪防止効果がありますし、その種類によって効果には差がでてきます。
新しいドアに付いていたカギは最新式で、まず合カギが作れない複雑な造りとなっていました。
こうなると紛失してもそう簡単にスペアを作ることはできませんが、さすがに玄関ドアとなると、紛失してスペアを作ってそれで良しとはなりません。
紛失しないよう大事に持つことが絶対条件ですが、防犯上は非常に優れたドアと言えるでしょう。
ドアロックが付いているので、ドアを開けずに誰なのか確認することができますし、施錠は二か所でできますが、そのうちの一つはサムターン回しのサムターンを取り外すことができます。
つまり、施錠してからサムターンを取り外せば、もし仮にガラスを破られて手を差し込まれても、サムターンがないので開錠することができないのです。
外側からカギでもって回して開錠するほか方法はなく、非常に防犯に優れていると言えます。
通りに面していて、夜でも街灯や店の照明で明るい我が家、これまで空き巣に入られたことはありませんが、認知症の症状が進んだ父が夜中に外へ出ようとするという、ちょっと違う悩みに遭遇しています。
けれど、これもサムターンを外して施錠しておくことで、どうやって開錠していいかわからない父が出るのをあきらめてしまうことで、徘徊することを防げています。
外からの侵入に備えて防犯対策を施すのはもちろんですが、家の中から出て行って、事故や犯罪に巻き込まれる危険性を防ぐこともできるカギのついたドアは、これからますます需要が増えることでしょう。
マンションのドアが古いお宅は、介護の必要性とともに交換の必要性も生じてくるのではないかと思うのでした。